薬によるアレルギー 2
重症の糖尿病でインスリンが絶対に必要だが、発疹ができるという場合は、少量のインスリンからはじめると、はじめは発疹が出ます。
しかし、注意深くゆっくり増していくと、だんだんと症状が出なくなってきます。
これは減感作療法といって、ぜんそくなどに一般的に用いられているアレルギーの治療法です。
クスリの場合は、どうしても使わなければならないときを除いては、そのクスリを使わなければアレルギーは起こらないので、絶対必要のとき以外は減感作療法はやりません。
ただ、がんや白血病のように、抗がん剤を使わなければ、必ず死ぬ人に対しては、たとえ抗がん剤のアレルギーがあっても、むりに使ったほうが、生命を延ばすことがあります。
・・・要するに、クスリの副作用と、もとの病気の重さと、それに対するクスリの効果とをはかりにかけて、決める必要があるのです。